BL同人誌が大好き

 別段隠し立てすことでもないし、むしろ私のような人間ならおかしくもないことだが火宅の5つある書架には一冊だけ“ガチのBLコミック”が並んでいる。
とはいっても別に私がイケメン狂いな訳でもなく、“BL同人誌”が大好きな訳でもない。

『じゃあ何で本棚に並んでるんだこのやろう』と言う事になろうかと思うのだが、ものすごく単純明快な、
というかこの話をすると大体皆さんポッカーンと開いた口がふさがらない見てーな顔をされるんだがまあいい。

その、タイトルがそのものズバリ『美少年』と言う“BLコミック”の原作者が官能小説の大家と呼ばれている作家さんで、
気になった……というのはちょっと格好をつけすぎだな。正直“そそられた”のが購入に踏み切ったきっかけである。
話のタネにでもなれば儲けものだと思ったし、普通の(この場合“普通の”という表現が正しいのかは知らないが)官能小説をバンバン書いていらっしゃる方が敢えて“同性のSEX”を題材に選んだという事が気になった、も当然ある。

本気で若かったころは“ドレッドノート(怖いもの知らず)”なぞと自分に二つ名をつけていたかなりイタタな奴だったからして、
『“BLコミック雑誌”を買って来い』と同級生の女の子に頼まれたり何ぞすると躊躇なく買いに行っていた私であるが、
さすがにそれなりの歳になってくると羞恥心というものが芽生え始め……逆だよな、普通……。

まあいいや。

そんだもんで某ネット書店に注文かけて買ったわけであるが、普通に読めたな、なんか。

私は根性無しのヲタだから、“BL”だろうが“JUNE”だろうが“801”だろうが偏見も何もないのだが、
それを抜きにしても面白いんですよ。コミカライズを担当された方の実力もあるだろうし、原作の完成度ももちろんあるんだろうけれど、
多分ああいうのを“ギリギリのエロス”とか“官能”って言うんだろうなあ、と思いましたね。

極端な話すると所謂“絡み”のコマ数ページなんですよ、それまでは寸止めだったり心理描写だったりするんだが、“そこはかとなくエロい”ですね。
ああいうのね。

私も同人誌でエロ書いたことがあるから(もちろん“BL”じゃないよ)わかるけれど、“絡み”のシーンだけで“エロス”を感じさせるのって実はそんなに難しくないんですよね。
一番難しいのは“絡み”に行くまでの雰囲気だったり空気だったりを読者さんに感じてもらって『モヤモヤが止まらない!!』状態になってもらうことだったりするんですな、
この『美少年』という作品は滲み出てますね、その“モヤモヤ感”がね。

もっとこの手のジャンル出てくればいいのになあとも思うんですがね、そればっかりは私の力どうにもならんし。

ただ、『美少年』。ジャンルは“BLコミック”になっちゃうけどオススメでございます、男の方でも問題なく読めるような気もしますけど私に文句言われても困るので自己責任でお願いしますよ。

問題があるとすれば、ちょっと入手しづらいかもですね。

そこは“愛の力”でカバーして下さいませな。

このページの先頭へ